2016年07月06日

「手放せない」〜嫌いになれない〜

離婚や失恋の後、別れた人や終わってしまった関係を手放して、

新しい出会いや幸せに向かってもう一度歩き出そう。

そんな取組をしてもらう事があります。


心の中が、別れた人や過去への想いでいっぱいだったら、

心の中に、新しい出会いや幸せが入る”隙間”がないんですね。

だから悲しいけれど終わった関係を整理して、

新しい幸せが入る隙間を作る。これが手放しの目的です。




でも、頭ではその方が良い事だと理解しているんだけど、

心がなかなか着いて来ない時があります・・・





その時は、少しじっくり心に向き合って、

心に、手放したくない理由を聴いて見ましょう。


手放せないと感じている相手や関係が、

自分の人生からまったく無くなってしまったとしたら、

少し辛い事ですが想像して見てください。


するとあなたは、どんな気持ちや感情に襲われるでしょう?


寂しさ、孤独、無意味、絶望、悲しみ etc.

本当はその感情を感じたくないから”相手”の存在が必要だったのですね。


だとすると、その人がいなかった人生であなたは、

ずっと寂しかった、孤独だった、意味を感じなかった、絶望していた、

深い悲しみを抱えて生きていた・・・



まずそんな自分の心に気付いてあげてください。

ずっとその気持ちを一人で抱えて生きて来たあなたを、

あなたがそっと抱きしめてあげてください。


そして「 良く頑張って来たね 」と言ってあげてください。

今はその言葉を伝えてあげるだけでいいです。


ただ、真剣にきちんと自分に伝えてあげて下さい。


今、あなたは心が手放せないでいる理由、

心が抱えていた痛みに気付いてあげる事が出来ました。




でも、まだ心が手放してもいいよって言ってくれないのなら・・・




今度は、そもそも手放しって”何”を手放そうとしているのかを考えて見ましょう。


もちろんそれは別れた”彼”だったり、

もう終わってしまった”関係”だったりなのですが、

心が執着しているのは単純に”相手”や”人”ではない事もあります。



例えば、

一生懸命彼を支えて、彼の事を毎日毎日考えて来たのなら、

そんな誰かを一途に愛している”一生懸命な私”にしがみついているのかも知れない。


周りの人に幸せそうねって言われる事が喜びだったとしたら、

キラキラ”輝いている私”に執着しているのかも知れない。


誰かの妻、奥さんでいる事で、心が安心を感じられていたのなら、

社会的な”立場”に執着しているのかも知れません。



執着してしまう背景には、

心の深い所では自分が逆の存在だと感じていたり、

また自分自身にはまったく価値がないと信じていたり、

やはり心の痛みが見え隠れします。



自分が執着している”私”が見えて来たら、

今度はそれがなくても「 あなたは大丈夫よ 」って伝えてあげましょう。

ずっと深い所で自分には何かが足りないって信じて来た自分に、

「 大丈夫あなたはあなたのままで大丈夫 」と伝えてあげましょう。




ここも真剣にちゃんと伝えてあげてください。




心の中は、いつもひとつの方向だけに向かっているのではありません。


「 手放せない 」そんな時の心の中は、


【 手放したい 50% 】 ⇔ 【 手放したくない 50% 】になっています。



でも前に進むとき【 手放したい 】を100%にする必要はないのです。


【 手放したい 】が51%になった時、

もしくは【 手放したくない 】が今より少し減った時、

僕たちは前に進んでいけるのです。



だから手放せない気持ちや心に目を向けて、

少し話を聴いてあげてください。

そしてその気持ちを少しでもやわらげてあげる事で前に進む勇気がわいて来ます。




それでも、それでも、まだ手放せないのなら・・・




それはあなたがあなたの心に、

未だ十分に、悲しむ事を許してあげられていないのかも知れません。


小さな子供たちは、悲しい事が起こった時、大きな大きな声で泣き続けます。

そして、ひたすら泣いた後、

子供たちの心はやっと未来に向いて、その場所からまた前に進む事が出来るのです。


大人になって僕たちの頭は色んな知識や考える力をつけました。

そしてどこかで自分の心を支配できる様になったつもりでいるのかも知れない。


だけど、僕たち心は今もあの子供たちと一緒の心を持ち続けているのです。

心が前を向くには、ちゃんとしたプロセスが必要なのです。


人生で本当に大切な大切なものを失ってしまった時、

あなたの心に、ちゃんと悲しむ事をさせてあげてください。

もし今、涙を流せるなら、ちゃんと泣いてください。

あなたの心が、もう一度、明日を見る事が出来る様になるために。




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Posted by naoto_tanimura at 14:18