2010年10月26日

こころの救急箱 「 苦しみから抜け出せない 」

生きていると・・・

失恋、離婚、失業、病気・・・ 様々な”苦しみ”に出会うものです。



もうやめてしまいたい。消えてしまいたい。

そんな風に考えてしまうことも、時にはあるのではないでしょうか。



精神世界の本を読めば”苦しみの時こそ感謝”だとよく書いてあります。

苦難こそ”有難いもの”だと。

カウンセリングでも、その苦しい現実を創造した”元”である

心の中にある”感情や観念”を癒し、もう二度と人生でその出来事を経験しない様にする。

そんな取り組みをする意味ではその苦しみの時はチャンスだと言えます。



ただ、苦しい時に”ありがたい”と思うの普通は非常に難しいものです。



”ありがとう”という言霊を使うことも良いでしょう。

言葉が私たちの深層心理にもたらす影響は実に大きいものです。



だけどそれも日々続く苦しみに対して言い続けることが難しいと思う時は、

一度、今経験している苦しさの根っこの苦しみまで癒してしまって見てはどうだろう。

あなたが今苦しんでいることの本当の理由を癒して見てはどうだろう。





”苦しみ”

僕たちは、欲しいものが手に入らない時、また愛しているものを失った時、

何か自分の人生に足りない時など、

自分に何か”与えられていない”と感じる時に苦しみます。



でも今のあなたの苦しみはそれだけなのでしょうか?



心理学的に言うと、苦しいとは、本当に自分が心の中で感じている感情に蓋をしていたり、

見ないでいて心の奥底にある感情を感じられない時に経験する感情なのです。




どうしても今、苦しみから抜け出せないのなら、

少しこんなことを想像して見てください。



あなたには今、愛する6才くらいの子供がいます。

まだまだ素直であなたのことを心から慕って愛してくれています。

この子が生まれてから、あなたの人生には今までに経験したことのない様な喜びがたくさんありました。



もうすぐクリスマス、子供の通う保育園でも綺麗に飾りつけが済んでみんなワクワクしてサンタさんの話をしています。

あなたの子供も毎晩眠る前に、新聞に折り込まれるおもちゃの広告を目をキラキラ輝かして見ています。



でも実は、今年あなたは失業してその子にまったく何も買ってあげられないとしたら・・・



あまりにも楽しみにその日を待ち望んでいるその子に、あなたは耐え切れず伝えます。



「ごめんね。今年はね、うちには何もプレゼントがないのよ」

しばらく悲しみを押し殺す様に黙ってしまっていたその子は、

「ママ、大丈夫だよ。また来年はきっとサンタさんが来るから今年は我慢する」と言って布団にもぐりこんでしまいます。



その子を見てあなたは何を感じるでしょう?

どんな感情を経験するのか、実際にその状況になったつもりで少しの間感じて見てください。



悲しいのをぐっとこらえて、泣きたいのをずっと我慢して、

布団の中で必死に自分に言い聞かせているわが子を見てあなたはどんな気持ちになるのだろう・・・





僕たちが本当に今苦しいのは、与えられていないことではなく、

誰かに何かを与えることが出来ない苦しみなのではないのでしょうか?



今、あなたが抱えている苦しみはどうなのでしょうか?

何かがないから苦しいのでしょうか?

何かを失ったから苦しいのでしょうか?



でも本当は、その現実の中であなたが愛する人に何も与えることが出来ないことが苦しくて悲しくて、

耐えられないのではないのではないのだろうか?



あなたの傍から居なくなった愛していた人に、

あなたが愛する人を、あなたが満たしてあげられないことに、

あなたが助けたい人を、助けられないと感じていることに・・・



あなたは本当はそのことが苦しいのではないのでしょうか?




もし、あなたが今、愛する人になにも与えられないことで自分を責めたり苦しんでいることに気がついたら、

今度はあなたの周りにいた人たちのことも思い出してみてください。

あなたが今経験した思いを彼らも抱えていたのではないか?と想像して見てください。



クリスマスの夜あなたの子供が駄々をこねたとしたら、泣きじゃくってあなたを責め続けたら、

あなたは悲しみのあまり子供を怒ってしまわなかっただろうか?

あなたは痛みのあまり子供の要求を無視してしまわなかっただろうか?



あなたの両親は、あなたの愛した人は、あなたの子供は、

あなたに怒りをぶつけた人は、あなたの話を聴いてくれなかった人は、あなたから離れていった人の心の中には、

そんな痛みがなかったのだろうか?



僕たちは今、経済で成り立っている世界に生まれています。

愛する人を満たしてあげられないこと。

でも、それはお金だけではありません。

”平和””やすらぎ””安心””楽しさ””愛情””優しさ”etc.etc.

僕たちは自分の心の中にないものを、人には与えられないのです。



親、祖父母、ご先祖、もしかするとみんな今あなたが想像した苦しみを経験していたかも知れない。

そしてその感情はずっと引き継がれて来たのかも知れない。



今、あなたがあなたの手でそれを断ち切って見てはどうだろう。



あなたが思うその人たちに、今心の中でちゃんと伝えてください。



そんな苦しみを抱えながらも、傍に居てくれて”ありがとう”と。

そんな苦しみを抱えながらも、一生懸命生きてくれて”ありがとう”と。






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Posted by naoto_tanimura at 00:21