2009年09月02日

カウンセリングケア 「  心の抵抗  」

■ カウンセリング ケア ■


 このコーナーでは、カウンセリングを受けて頂いている皆様へ、

 カウンセリングで使っている言葉の説明や、その取り組みのプロセス、

 また、僕が日々気づいたことなどを中心にお伝えしていきたいと思っております。

 日々の生活でヒントや、皆様の心のケアに役立てて頂ければ幸いです。


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「 心の抵抗 」〜良くなることへの怖れ〜




私たちが何か変化しようとした時、

また本当に良くなるために心と向き合おうとした時、

誰もが一番はじめに出くわすのが「 心の抵抗 」です。



私たちの心は、状況が悪くなって行く事をもちろん怖れていますが、

心の深いところでは、本当に幸せになることに対しても大きな怖れを持っています。

そんな感情が、行動や状況に現れる事を「 抵抗 」と呼んでいます。



カウンセリングでは、肝心なところに差し掛かると話題を変えたくなったり、

またカウンセリング自体を受けたくなくなったりもします。



これはあなただけではなく、ほとんどすべての人が経験することです。

実際、僕自身もカウンセリングを受けている時には何度も何度も経験しました。

また今でも自分の心に向き合おうとする時、しばしば経験します。



セラピー中にお腹が痛くなったり、急にトイレに行きたくなったり、

また眠くてたまらないというのも、実は心が抵抗しているのです。



カウンセリングやワークショップの日が近づくと、

何か急に用事が出来たり子供が熱を出したり、これも無意識で抵抗している訳です。

またお金がないという状況も今から考えると抵抗のひとつであったと思います。



〇話題をそらす

〇眠くなる

〇気分が悪くなる

〇遅刻してしまう

〇用事が出来る

〇物が壊れる

〇お金がなくなる

〇トイレに行きたくなる  などなど。



私たちは核心を見よう、また変化して行こうとした時、

ありとあらゆる形で「 抵抗 」するものなのです。



だからと言って、トイレに行きたいのを何が何でも我慢する事ではなく、

遅刻してしまった自分を責めるのでもなく、借金をしてセラピーを受ける事でもなく、



大切な事は「 抵抗 」することが悪い事だと言うことでなくて、

「 抵抗 」している自分の心理を知る。自覚出来るという事なのです。



「 私、抵抗しているな。・・・と言う事は、一番必要な課題はここにあるんだな 」

と自覚出来さえすればOKです。



幸せになるための入り口、スタートラインが見えたのです。





もう少し「 抵抗 」について説明するとすれば、

例えばあなたのご主人が、すごく優秀で、仕事も出来て、たくさんお金も稼いでいるすばらしいご主人だとして

下さい。



だけどその立派なご主人は、家族の時間をまったく持とうとしません。

娘の誕生日もいつも家にいなかったり、結婚記念日さえもないがしろにしています。

これでは立派なご主人であっても、あなたは寂しさや虚しさを感じてしまいます。



そんな家庭を顧みないご主人と何年も暮らすうちに、

夫婦や家族の間にひずみが出て来ます。そのことでご主人を責めても、

「僕は家庭に対して人並み以上に責任を果たしているだろっ」と怒りで返して来ます。




そんなご主人の生い立ちを聞いて見ると、彼が幼少の時に悲しい経験をしています。

両親が離婚して仕事で忙しい父親だけの家庭で育ったとか、

また小さい頃に両親を事故で亡くして遠い親戚の家で育ったとか。



小さい頃、家庭のぬくもりが本当に必要だった時に彼にそれがなかったとしたら、

彼は日々感じる寂しさせつなさ、悲しみを心の深いところに閉じ込めて生きていきます



そんな彼が寂しさを感じまいと必死で頑張りながら大人になったとしたら、

家族の愛を描いた涙なしでは見られない様なTVドラマを、

「僕はあんまりこういうの好きじゃないんだ」と言ってチャンネルを変えてしまいます。

まさにこれが「 抵抗 」です。



でも実は、これは彼だけの話ではなく、

私たちも普段の生活で、TVのチャンネルを変えたり、

本を途中で読まなくなったり、大切な人との話を避けたり、

この様な行動は無意識によくよくしています。




ただこの彼は、今もしかすると、もう一度家族を失うところに来ているかも知れません。

彼が変わるとしたら、少し苦しいかも知れないけれど、

彼がずっと見ない様にして来た彼の”寂しさ悲しみ”にもう一度目を向けた時、



はじめて彼は、自分も本当は家族が、そのむくもりが欲しかったんだ。

と言う事を思い出す事が出来るのです。



そして彼が自分の心の中にある寂しさや悲しみと向き合い、その感情を自ら経験出来た時

はじめて彼は、奥さんのまた娘達の寂しさが心で理解できるのです。



私たちは夫婦で問題を抱えた時、お互いの行動を変えることを求めたり、また自分に課したりよくします。

でも本当は”行動”ではないのです。”こころ”で理解出来る事が必要なのです。




さて、すごく解りやすく特別な環境で育った彼の例え話としましたが、

実際には特別な環境でなくても私たちの心の中には色んな感情が仕舞い込まれています。

両親の喧嘩を日々見て来たり、両親があまりに世間体ばかりを気にしていたり、

お金があったりなかったり、はたまた長女で生まれたり次女で生まれたり、両親は男の子を待望していたり・・・

色んな環境で幼い私たちは様々な感情を経験し、また心に仕舞い込んで生きています。



でもそれが今の問題の核心にあったり、

またそのことが”あなたが本当に望んでいる幸せ”を見えなくさせたりしているのです。



そしてその心に向き合おうとする時、誰の心も「 抵抗 」するのです。


でも自分の心の中に「 抵抗 」するものを見つけたらまずは喜んでください。


あなたがやっと一番欲しかった幸せを手にする入り口に立ったのです。



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Posted by naoto_tanimura at 17:13