2009年02月14日

「観念」〜こころの自由を取り戻す〜

「 男は強くないと社会で勝てない 」

「 女も一人で生きる力を持っていないと幸せになれない 」

「 女はいつも笑顔でないと愛されない 」

「 男は涙を見せてはいけない 」・・・



私たちの心の中には何千何万の観念が存在しています。



観念を手放しましょうとか、

古い観念から自由になりましょうなど、

心理学では観念を少し否定的に見がちですが、



もともと観念とは、私たち自身を幸せに導いたり、

私たちの安全を守るために存在していたのです。



ただ、今の自分が幸せを手にする事に障害になっていたり、

自由を束縛してしまう観念があるならば、

それはもう手放してしまった方が良いのではないですかと言うことなのです。




○観念って? また観念を手放すとは? どう言う事



あなたは次の言葉を聞いてどう感じますか?


「 男性と歩く時、女性は三歩下がって歩くべし 」


耳にした事はあると思いますが、

今、街の中で男性の三歩後ろを歩いている女性を見ませし、

今あなたも男性の前を歩かない様に気を使ってはいないでしょう。



その時代には、その方が女性が淑やかに見えたり、

男性を立てる事を美徳とした時代には、世の中から良い女性と見られたのでしょう。



でも今、私たちはもうこの”言葉”には縛られていません。



では、こう言うのはどうでしょう?


「 若い頃に苦労しなければ大成はしない 」

「 一番好きなことを仕事にするべきではない 」


ちょっと一瞬その通りだって感じたりしませんか?

でもゆっくり考えると「ほんとかなぁ?」って思ったりもします。



もちろん、苦労とは色んな経験と言う意味で価値あるものですが、

世の中を見渡せば、好きな事を仕事にしている人はたくさんいますし、

好きな事に情熱を傾けている時、本人は苦労だとは感じていないかも知れません。



でも、自分の人生や生き方に照らし合わせて見た時、

一番やりたいことではなく、生活の安定のための仕事を選んでいたり、



好きなことをして生きられている人はごくごくわずかな人で、

自分には当てはまらないなあって感じているのであれば、



あなたはどこかでこの”言葉”を信じている事になります。




まずその観念が、今の自分に必要か必要ではないのかを見極めるには、

その言葉が「正しい」とか「間違っている」という判断をしない事がポイントです。




観念の話をする時によく”信号機の話”をよくします。



私たちは子供の頃「赤はとまれ」って教えられました。

そしてその時代は必死に信号機を見つめていました。

友達が赤で歩き出そうものなら「ダメ〜」って大声で叫んでました。



だけど今よく考えてみると「赤は止まれ」というのは、

人間が安全を守るために定めた”交通ルール”なわけで、

別に宇宙を司る真理ではありません。

この事を大人になった私たちはよく理解しています。



もちろん大人でも信号は守るべきルールですが、

大人は「赤はとまれ」と言う”言葉”に自動的に反応しているわけでもありません。

自分の安全のために、止まることを選択しているわけです。



でも子供たちはその”言葉”に反応しています。



何も解らないあの頃の私たちを守るためには、

親は必死で「赤はとまれ」を教え込んでいたのです。

そして私たちも子供の頃は反射的に止まっていました。



もう少し成長した頃に・・・

「 男性の優しい言葉には必ず裏があるのよ。絶対に騙されてはいけないよ 」


なんて”言葉”も”その頃のあなた”を守るための言葉だったのです。



大人になってから頑なにその言葉を信じていたら、

大切なパートナーとの距離を作ってしまう事にもなりかねません。




こんな風にかつてのあなたを守るために教えられた”言葉”

その”言葉”に自動的に反応してしまっていないか、

なたその”言葉”を今も鵜呑みにして信じていないかと言う事です。



観念に縛られていない状態とは、

それが正しいとか間違っていると言うことではなく、

その言葉に支配されていない状態なのです。





○痛み(トラウマ)から来る観念



心の中で持ち続けている観念の中には、

過去の傷ついた経験から持ち始めたものもあります。



「 人を簡単に信用するな 」



今の世の中を見ていると、持っていた方が安全かなとも思う事も多いですが、



恋愛や夫婦の関係、また友達との間でこの観念を強く持っていると、

少し身近な人に距離を作ってしまうかも知れません。



何か人との関係で裏切られたり傷ついたりした経験をすると、

「 人を簡単に信用してはいけない 」と言葉を心の中に持ってしまいます。



私たちの心は、悲しい事があったり傷ついたりすると、

もうその経験を繰り返さないために、心の中に観念やルールを作り出してしまいます。



上の文章の「人」を「男」や「女」に変えて見てください。

何だか恋愛が上手くいかない様な心情になる気がしませんか?

過去の痛みから来る観念は、その痛みを癒さないとなかなか手放せないものです。



私たちは恋愛でも人との関係であっても、

大きな悲しみ(痛み)を経験するとまず被害者の心理を持ちます。



誰かに裏切られた。誰かに傷つけられた。



この被害者の心理状態の時、心は大きな恐れを抱えています。



誰かに傷つけられたのだから・・・

また同じ様に誰かに傷つけられるのではないかと恐れるのです。



この恐れがある”観念(言葉)”をを作り出します。



人を信用するものではない。

男の言葉をそのまま信じてはいけない。などなど。



そして二度と自分が傷つかないためにその観念を真理の様に持ち続けるのです。




カウンセリングでは、観念の底に眠る痛みや出来事からまず癒していきます。



そしてその痛みや感情が充分癒された時、

はじめて被害者の心理から抜け出すことが出来るのです。



被害者の心理(誰かが私を傷つけた)から抜け出せた時、

また誰かに傷つけられるかも知れないという恐れがなくなり、

自分を守るために頑なに持っていた観念(ルール)も手放せるのです。





○誰かから受け継いだ観念



また観念には、

小さい頃、周りの大人から受け継いだ観念もあります。



先ほどの”信号機の話”を思い出して見てください。



あなたがもし、その人生で大きな大きな悲しみを経験していたとしたら、

自分の子供には、その悲しみを絶対に経験して欲しくないと思うでしょう。


「 赤は止まってじっとしていなさい 」と大きな声で怒鳴る様に・・・

「 今したい事より、今しないといけない事をしろ 」とか・・・

「 男に頼らなくても生きていける女になりなさい 」とか・・・



何か聞き覚えのある言葉ではないですか?

信号機と言うルールを教えるのと同じ様に、誰かが必死になってあなたに教えたのです。



でも少し考えて見てください。



心が抱えた悲しみや痛みをカウンセリングで癒すなんて、ここ最近のことです。

私たちより前に生きている人は、普通痛みを心の奥に詰め込んで乗り越えて来たのです。

もし、あなたの中にある観念が誰かから受け継いだものだとしたら、

その人はどうしてもあなたをその悲しみから守りたかったのです。

あなたを守るためにその”言葉”をあなたに教え込んだのです。



彼らの痛みとあなたを思うその気持ちの方に目を向けてあげて見てください。

そうすれば、あなたを支配するその言葉から少し自由になる事が出来るでしょう。





○手放して見ましょう



もし心の中に、これからのあなたの人生の幸せに必要なくなってる観念を見つけたら、

まず、その観念を否定せずに受け入れて見てください。



その観念は、今のあなたの在り方や存在そのものなのです。

そして、今ある成功も幸せも、地位も家族も友達も、

あなたがそれを守り続けたから手に出来たのです。



ただ、あなたが新たな幸せを手にしようとする時、

もうその”言葉”が必要のないものになっているならば、手放してください。



「女はこうじゃないと愛されない」と言うあなたの観念は、

今あなたの傍であなたを愛してくれている人を見えなくしていまいます。



あなたが自分を成功に導いたそのやり方だけに固執していると、

必ず周りの愛する人にも押し付けてしまいます。

成功に導くやり方は幾千通りもあるのです。



もし、他の人から観念を押し付けられたと感じているならば、

それはその人が”あなたをどうしても守りたいかった”のです。




あなたの心の中に”観念”を見つけたら、

まずその”観念”をぎゅっと抱きしめてあげてください。



それは、あなたを守るために心の中にあった”言葉”です。

それは、あなた自身があなたを守るために。

それは、あなたを愛して止まない人が教えてくれた”言葉”なのです。



今もう一度、感謝の気持ちを「ありがとう」を伝えてください。



そしてその”言葉”があなたの手からすうっと離れていくのを感じて見てください。



”言葉”があなたから離れて自由になっていくのを見てください。



あなたを守ったその言葉が見えなくなった時、

あなたの心ももう一度自由を取り戻していくのです。





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Posted by naoto_tanimura at 00:34