2007年10月14日

・・感謝・・

今 僕達の周りに ある もの

今 僕達の周りに ない もの



自分の目をどちらに向けるかで、心の状態は変わります。



「無いもの」 時間の余裕、お金の余裕、パートナーの思いやり・・



  無いものに目を向けると、たちまち心は乱れ荒れてきます。



「有るもの」 仕事、食べ物を買えるお金、毎日傍にいる家族・・



  有るものに目を向けると、自然と心は落ち着き感謝の気持ちがでてきます。






「 感 謝 」



この言葉。


僕は、物心ついたころからよくよく知っています。


人に物をもらったら「ありがとう」って言いなさい。

人に優しくしてもらったら「ありがとう」って思うのよ。



ほんの小さい頃からずっと教わってきた言葉です。



僕の人生でこの ”感謝” という言葉を、

痛烈に思い知らされた瞬間がありました。



妻が子供を連れて出て行ってしまった そんな日・・・



僕は、仕事も何も手につかず。

なんとか心を、平静にたもとうとあらゆる本を読み漁っていました。




そこに書かれていた言葉・・・



「 今、あなたの周りにあるもの全てに感謝しなさい 」



・・・今の僕のまわりに何があるって言うんだ。

   中身が全部ぬきとられて、何も入ってない洋服ダンス。

   もう家族と一緒に見ること出来ないテレビ。

   二度と家族とともに囲むことのないテーブル。



   もう二度と子供と遊ぶことが出来ない、 

   部屋にひとつだけ忘れられたおもちゃ。



   いったい今の僕は、何に、何を、どれを、感謝しろと言うんだ!!


   そんな怒りとともに、本を投げ捨てた僕・・・



何一つ変わってなかったんですよね。

家族がいなくなる前の僕と。



家族を充分楽しませてあげられないお金。

いくら愛してもらっても充分だと感じられない妻からの愛情。

必死に頑張っても周りに認めてもらえない事。



ずっと、ずっと、ずっと長い長い間、

無いものばかり、無いものしか見ていなかった自分。






「 感 謝 」


そんなありきたりな事が、本当に難しく思える時があります。


今、僕は時々目をつぶって、こんなイメージをしてみます。


真っ暗闇の中に、僕の意識だけがあります。


光はなく・・・

音も無く・・・

暖かさもなく・・・

もちろんそれを感じる身体もない・・・



ただ僕の意識しかない世界。

そんな世界を感じてみます。

何もない世界でしばらく過ごしてみます。




そして、しばらくして静かに目を開けて見ます。



目の前にあるスタンドの光りを感じます。

ずっと遠くから送られてくる電気というエネルギーのことを考えて見ます。



今僕を支えくれている椅子に意識を向けて見ます。

今自分の周りにある机、パソコン、電話、すべての物を見てみます。

すべて僕の周りに存在してくれている物です。



隣の部屋に意識を向けて見れば、

結婚して年月を重ねるたびに偉そうになる妻が、

でもどこか優しい妻が寝息をたてています。



その横には、ますます偉そうに振舞う息子が、

これまた寝息をたてています。



そして、しょっちゅうヒヤリとさせられるけれど、多少はあるお金。

時には焦りを感じさせてくれるけれど、確かに存在する時間。



意識を広めてみれば、

僕のことを応援してくれている人たち。

僕のことを信頼してくれている人たち。



こんな長い文章をくじけずに読んでくれているあなた。”ありがとう”



すべて、今僕にあるものです。

今、僕の周りに存在してくれているのです。





今、あなたの周りにあるものに目を向けてください。



そして、それを感じる事の出来るあなた自身を見て下さい。

考え、悩み、感じる事の出来るあなたの存在を見て下さい。



あなたも僕も今ここに確かに”有る”のです。

あなたも僕も今ここに間違いなく”存在”するのです。



たくさんたくさんの存在に囲まれながら・・・”ありがとう”





「 感 謝 」


あの頃投げ捨てた本にこんなことも書かれていました。


「 今あるもの それを感じ心から感謝できたなら

 必ず 必ず 必ず それは 増え続けていくと・・・ 」





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Posted by naoto_tanimura at 18:38