2007年09月25日

離婚カウンセリング 「 自分自身に目を向けることの意味 」

離婚問題や夫婦の問題に取り組むとき、いつも難しいなあと感じる事があります。



夫婦の問題には必ず”相手”が存在します。



一方的に離婚を迫る    相手

離婚を受け入れてくれない 相手

浮気をやめない      相手

私を受け入れてくれない  相手

家を勝手に出て行った   相手  などなど



必ず問題を作っている相手が存在するわけです。

そうすると僕達のは、問題を作っている相手に目が行ってしまい、

中々自分自身の方に、目が向かなくなってしまします。



「 相手が問題を正してくれないから・・・ 」

「 相手が変わってくれたら・・・  」

「 相手が正してさえしてくれば・・・」



そんな風に感じてしまいます。



--僕の過去経験した問題を悲劇の物語ではなく

 僕の心の中の思い込みが作った 問題 として眺めて見てください--



 僕は大人になってからも随分と長い間、

 自分の生い立ちや育てられ方にコンプレックスを持っていました。

 大人になった僕が、両親の育て方が悪かったなんて言い方をすれば、

 普通「 甘え 」としてしか判断されないでしょう。



 だから普段、表面の意識にはなかったのですが、

 心の深いところではいつもコンプレックスが存在していました。



 僕は両親のもとに長男として生まれます。

 父と上手くいってなかった母は僕を溺愛します。

 当時の僕と母のことを周りの大人はこんな風に表現します。



 「いつもあなたのことをお人形のように可愛がっていたわね」

 「あなたを本当に恋人のように愛していたわ」



 僕の小さい頃の記憶にこんな光景があります。

 夜、母に寝かされている時に母が聞くんです。

 「ママね・・実は 病気なのだから来週の土曜日には死んでいなくなるの」

 そして小さい僕が泣きじゃくるのを見て、僕の母への愛情を確かめます。



 僕は確かに溺愛、溺れるほど愛されていました。

 だけどおかしなことに「愛された」とか「受け入れらてる」
 
 と言う感覚がなかったのです。
 
 周りの大人達には決して理解してもらえません。



 「愛されすぎたんだね・・・」

 「甘やかされ過ぎたんだね・・・」



 いつもそんな言葉しか返ってきませんでした。




 離婚して母が家を出て行ったあと、

 父は、そんな僕を見て焦り出します。

 育て直さないと・・・ と感じたらしいのです。

 その後は、異常なほどに厳しく育てられました。




 そして僕は思春期の頃、心に色んな問題を抱えていました。

 そんな自分を変えようと心理学の書物を読み漁ったり、

 精神科に何度か訪れたのもこの頃です。

 ここでも「甘やかされすぎたんだね」という言葉だけでした。



 そしてその頃読んでいた心理学書にこんな文章を見つけました。


 「 幼少のころに母に溺愛された人物が、

   青年期に父や社会に厳しく接しられると、
 
   最悪の人格を形成してしまう 」



 この言葉は忘れもしません「 最悪の人格・・・ 」

 僕は・・・・・     「 失敗作 」



 悩みぬいたあげく僕は、

 心理学と言う学問と誰にも理解してもらえない「愛されたかった」という思いと、

 「失敗作」だったという事、



 これを心のずっとずっと深いところにしまい込んでしまいました。

 もう見えない様に。もう感じないで済む様に。




 そして、

 心にしまいこまれた「愛されたかった」と言う強い思いが、

 その後の恋愛や夫婦の間に数々の 問題 を作り出しました。



 そして、

 心の深いところにしまいこまれた「失敗作」。

 これが僕の人生で最大の過ちを作り出してしまいました。



 僕には、離婚の時に8歳で別れた息子がいます。

 子供も5、6歳になると頭で理解できてなくとも、

 周りの大人たちの感情をすべてを解っています。




 別居中、週末だけ父と二人で過し、眠る前に一言もらした彼の言葉・・・

 「 みっつ(三人)で暮らしたい 」



 日曜の夜、彼を送っていく時間になると必ず見せるそわそわした態度・・・



 妻の家の玄関を閉めた後も、泣き止む事のない彼の声・・・




 ・・・僕は、なんてことをしていたのだろう。




 もちろんそんな彼の存在が、離婚を何年も踏み留まらせましたが。

 別れる事が決まった時、僕は彼を引き取ることはしなかったのです。

 様々な環境の問題もあって、結局妻に委ねたのでした。



 彼の僕を慕う気持ちは痛い程分ってました。



 ただ、今、僕は知ってます。

 僕の心の奥深くにあったその思い込みを・・・「失敗作」



 そんな僕が一人で人を育てるなんて・・・



 それは、僕の、僕だけの、思い込みでした。

 小さな彼はそんな父のことを「失敗作」だとは、

 微塵も感じたことはなかったのです。




 数々の僕の人生での問題・・・

 本当に解決しなければいけなかった事は、

 僕の心の深くにしまい込まれた「愛されたかった」「失敗作」

 そんな感情に取り組む事だったことだったんだ。



 

 今、僕の周りにはいろんな環境で育った方々います。

 それに比べれば、僕はいたって平凡な家庭でした。
 
 それでも、色んな痛みや思い込みを作ってしまいます。



 そして、それは父や母も受け継いできていたものでした。

 そして今僕は、一人の小さな男の子に、

 またそれを受け継がせてしまいました。



 今まで僕達は、

 世代を越え、ずっとそんなことを繰り返して来たように思います。



 今僕は彼を思うたびに・・・

 このカウンセリングの世界で全力を尽くす決意を固くさせてくれています。


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そして今やっと、

心理学が人の心を分析する学問ではなく、

人の心の深いところにある痛みや思い込みを癒していく

身近な 術べ に成りました。



あなたが今抱えている問題・・・

それはあなたを苦しめるために存在するものではありません。



あなたの心の中にしまい込まれている痛みを癒すために・・・

あなたがもう一度、自由を取り戻すために・・・

そして、あなたがあなたらしく輝くために・・・



”やって来た”のです。




そしてそれは・・・


あなたがあなた自身に目を向けた時から始まり出すのです。





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Posted by naoto_tanimura at 23:20