2007年08月03日

カウンセリングケア 「  感情の抑圧  」

◇カウンセリング ケア◇



このコーナーでは、カウンセリングを受けて頂いている方々へ、

カウンセリングで使っている言葉の説明や、その取り組みのプロセス。

また、僕が日々気付いた事などを中心にお伝えしていきたいと思っております。

日々の生活でのヒントや皆様の心のケアに役立てて頂ければ幸いです。



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「 感情の抑圧 」




カウンセリングを始めると、

普段の生活の中で、今まで感じなかった様な気持ちを感じる様になりましたとか、

何か、色んな事に感動する様になりました。など良くお聞きします。

これは、心の中にある感情を感じまいと抑圧していた”力”が少しずつ弱まり、

心の中にある自然な感情を、受け入れられる様になって来るのです。




では、どうして僕達は感情を抑圧する様になったのでしょう?



それは、今まで自分の感情が誰かを傷つけたり、

困らせたりするのではないかと思い込んで来たからなのです。



例えば「寂しい」という感情が、

彼や彼女の負担になるんじゃないかと思ってしまったり、

パートナーに対して自然に感じる「不満や怒り」を、

絶対にいけない事だと押さえ込んでしまったりします。



また、子供時代からの感情を探って見ても、

何かが「欲しい」と言う気持ちや「寂しい」と言う感情。

また「もっと愛されたい」と言う至って自然な気持ちまで抑圧している事も多いです。



それは、今まで経験の中で、

自分が持った感情によって、誰かを傷ついたり、苦しめたりした様に感じたからのなですね。




では、本当に僕達の感情が誰かを傷つけたりしたのでしょうか?



一般的な話として、小さい頃の躾を考えて見ましょう。

子供の頃、僕達は感情に本当に素直に生きていました。

嬉しい事。楽しい事。また悲しい事。寂しい事。欲しいという気持ち。

全てをあるがままに感じ、また表現していました。



それがある年齢になった時、躾が始まります。

おもちゃ屋さんの前で、おもちゃを買ってもらえなくて泣きわめいた時。

朝、仕事に出かけるお父さんに遊んで欲しいと泣きついた時。



普通は、叱られます(笑)



今の僕達は、その頃の光景を振り返って、

子供の対する教育だったり躾だと言う事が解りますが、

その頃の子供達の心では、その通りに理解出来ていなかった事もあります。



小さな子供の頃の僕達は、

毎日毎日、大好きなお父さんとお母さんに、

もっと誉められたい。もっともっと愛されたい。それだけを願って生きています。



そんな時代に、我慢をする子が「いい子」だとか、

わがまま言う子は「悪い子」だとか言われると・・・

素直な僕達は、お母さんやお父さんにもっと愛される子供になるためには、

もっともっと我慢しないといけないと感じても不思議ではないですよね。



また親自身の方も、欲しいものをずっと我慢して生きていたり、

自分の色んな感情に抑圧的だったりすると、

躾と言うより、怒りを子供達にぶけてしまう事もあるでしょう。



小さな子供達が、両親の怒る顔や怒鳴り声を聞いたとしたら、

きっとすごく恐かっただろうし、すごく傷ついたりしてしまいます。

そして自分が何かを「欲しい」と感じる事が、ひどく悪い事の様に感じてしまいます。




躾だけでなく環境も大きく影響しています。



共働きで一生懸命働いている両親に対して、

子供は「ひとりで寂しい」という気持ちをどれだけ我慢した事でしょう。



両親が離婚してお父さんがいない環境の中、

お母さんが一人で、必死の思いで自分達を守ってくれているとしたら・・・



自分の中にある”お父さんがいなくて寂しい”と言う気持ちを、

子供達はどれほど極悪で非情なものだと感じるでしょう。



僕達は子供の頃の様々な環境や経験の中で、

自分の中にある自然な感情を”いけないもの”として抑圧し始めます。



大好きな両親を怒らせるもの。

愛する親を困らせたり苦しめるもの。

また、自分の中にあってはいけないものの様に扱ってしまいます。



そして、大人になる過程でそんな風に感じていた事すら心の底に封じ込めてしまうのです。



だけど、子供がお父さんを恋しがる気持ちに何か間違いがあったでしょうか?

子供達が、ほしいものが欲しいという気持ちがいけなかった事だったのでしょうか?



もちろん”正しい感情”だったとしても、大人になった僕達が、

会社でやりたい仕事をやらせてもらえなかった時に、

デートの後で彼氏と別れて帰宅する時に、

毎回毎回、地面に寝っころがって泣きわめいては・・・少し変です(笑)




あの時代に僕達が学ぶべきだったのは”感情の表現方法”だったのです。



決して感情を感じない様になる事ではなかったのです。



そして僕達の”感情”は決して誰かを傷つけたりは、しないのです。



例えば・・・

私の中の「寂しい」と言う感情が、

夜な夜な身体を抜け出して彼氏の頭をぶつんです。



とか聞いた事ないですよね!(笑)



決して、自分達が持つ”感情”が問題を起こすのではないのです。

そして、僕達はその事に対して誤解しています。





まず、自分の中の色んな感情を許してあげる事から始めて下さい。



あなたが抑圧している”感情”に目を向けてあげて下さい。

今の生活の中で・・・ 前の恋愛で・・・ 小さい頃・・・



たくさんたくさん見つかるかも知れません。

そしてその感情を認めて受け入れてあげて下さい。



私は、こんなに”寂しさ”を感じていたのね。

私は、これほどにも”愛されたい”って思いを抑圧していたんだ。

俺は、こんなにも”悔しい”という気持ちを感じていたんだ。



あなたがそう感じる事は決して悪い事ではないのです。

誰も傷つけたりもしません。



あなたが自分の感情を受け入れ、自分を許して行く事。

そこからすべての”癒し”は始まって行くのです。




そして、あなたが、あなた自身の感情を抑圧した理由は・・・



周りの人をこれ以上傷つけたくないと感じた、

あなたの”優しさ”からだった事も思い出してください。





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Posted by naoto_tanimura at 23:10