2013年02月

2013年02月23日

「コミュニケーション」 〜伝えきる〜

僕たちは学校や部活、また職場でも、

大切な人との間で自分が考えていることや感じていることを伝える事が、

いかに大切なものなのかを、色んな経験を通して何度も何度も学んで来ました。

そのわりに夫婦のコミュニケーションはおろそかにしている。という事が多い様です。



「最近、旦那と話をしたことなんてないわ」とか、

「うちの夫婦はコミュニケーション不足でね・・・」など、



身近にいるご夫婦のお話しでもよく出てくる言葉だし、

また自分でも「うちの夫婦はコミュニケーションが十分足りているか?」と考えて見ると、

「十分足りている」と言える人は少ないのではないでしょうか。



確かに夫婦という関係は、他の人間関係よりもより親密で、

「甘えること」が許される場所であるかも知れません。

「いちいち話さなくても解ってくれているだろう」と言う期待もありますし、

また『自分のことを伝える』という事は、すごくエネルギーが必要な事ですし、

身近な関係だと、照れや恥ずかしさという気持ちが大きくなって邪魔する事もあるでしょう。



すごく大切なことだと解っているのだけど、

なかなかむずかしい「夫婦のコミュニケーション」について今回は考えて見ます。




○ 話すことで喧嘩に!?



会話が少ないというご夫婦の中には、

「相手と話をすると、必ずいつも喧嘩になってしまうんです・・・」

そんな理由で、必要最低限の事だけを伝えて、出来るだけ顔を合わせない様にしている。

そんなご夫婦も存在します。



喧嘩になるとやっぱり嫌な気分になってしまいますし、

お互いそんな気分になるぐらいなら、あえて話をしない方が良い。そんな風にも考えてしまいますね。

長年一緒に生活していると、そう感じる”瞬間”ってどこの夫婦でも結構あるのではないでしょうか?



頑張って話をしたら、結局大喧嘩になっちゃった。

うちの夫婦でも日常よくある事です。




○ 人は自分の中にある感情を通して相手の話を聞いている



僕たちは普段自分の心の中にある感情(自覚しているかしていないかは別です)を通して、

相手の話を聞いています。



例えば、もしあなたが本当は旦那にいつも手料理を作ってあげたいと考えている女性で、

でも最近仕事が忙しくて、なかなか思うように旦那に料理を作ってあげられていない。

その事を心のどこかで申し訳ないなって感じているとすれば、

旦那さんが後輩の家に行って後輩の奥さんの手料理をいただいた時の事を、

「美味しかったなあ、あいつはあんなまめな奥さんをもらって幸せだろうなあ」

と感想したら、あなたは旦那さんの言葉をどう感じるでしょう?



僕たちは必ず自分の心の中にある「何かの感情」を通して、

相手の言葉を解釈してしまうのです。



これはあなたもそうだし、あなたのパートナーもそうです。




○ 僕たちは会話で何を伝えているのだろう?



では逆にさっきの旦那さんが、

実際に、最近奥さんがご飯を作らない事に不満を持っていて、

その事をずっと我慢していたり、寂しいと感じたりしているとしたら、

何を奥さんに会話で「伝える」でしょう?



「我慢」というのは心理的には「怒り」というエネルギーを使って、

何か別の感情を押さえ込もうとする事です。

だから我慢をしている事を伝える時には、

どうしても怒りと言う感情とともに出て来てしまいがちです。



「お前、ずっと言わなかったけど、最近ろくにめしも作らんと何考えとんねんっ(怒)」



さて、この言葉、奥さんの心はどう感じたでしょう?

相手が怒っている事も、自分に不満を持っている事も伝わっているし、

間違いなく「責められている」と感じます。



この時、奥さんはどう反応するでしょう?



僕たちは心の中で、申し訳ないなって感じている事を指摘されたり、

また責められたりしたって感じると、まずはじめに「怒り」が出て来ます。



この時「怒り」を相手にぶつけたり、また引きこもったり、まただんまりを決めたり、

その反応は人それぞれですが、どんな反応だとしてもその心の中は「怒り」でいっぱいです。



「怒り」を伝えて、相手も「怒り」でいっぱいになってしまう。

まさに喧嘩ってこんな風ですよね。




○コミュニケーション「伝えきる」



「怒り」も、コミュニケーションで伝える事の出来る感情ですから、

間違いではありません。

それに「怒り」が伝わって何かに気付く事も多いです。



ここにひとつ格言があります。



 コミュニケーションを通して相手との関係がこじれるのは、

 「伝えたもの」から生じるのではなく、「伝えきれなかったもの」が問題を作る。



どう言う事なのでしょうか?

僕たちが普段繰り返している喧嘩で「伝えきれなかったもの」とは何でしょう?



ヒントは「怒り」の下に隠れている僕たちの「感情」なのですね。

さっきの奥さんの例だと、「申し訳なさ」もあるし「本当はこうしてあげたい」という気持ちもそうです。

旦那さんの方はどうですか?

「寂しさ」もそう「料理を作って欲しい」もそう「かまって欲しい」もそうかも知れない。



今さら嫁さんに 「かまってくれないから寂しい」 って言えってことか?



なんて思わずに、



でもさっき「怒り」を伝えて何かに気付いたって? 

たぶん「そのこと」に気付いたんですよね。どちらかが・・・



さっきの話では「手料理」でしたが、僕たちが求めているものは他にもあります。

「SEX」もそう。「自分との時間」もそう。

「自分のことを見てほしい」もそう。「一緒に居て欲しい」もそう。



もちろんそのことを伝えた事で、相手に笑われるかも知れない。

出来ないって断られるかも知れない。

また相手が何か痛みを感じるかも知れない。

それを伝える事によって傷ついてしまうかも知れません。

でも僕は夫婦の会話は、時にはリスクがあってもいいと思っています。



僕たちは恋として始まっても、また違う出会いで始まっても、

その人との関係で、はじめに大きな”ロマンス”の時間を必ず味わって来ました。

そして時間が経つと、もう”ロマンス”なんてまったくなってしまったと、嘆きます。



でもロマンスを感じていた頃を少し思い出して見てください。

恥ずかしさと向き合いながら、自分のことを相手に伝えたり、

傷ついてしまう怖れを抱えながら、相手に近づこうとしたりしませんでしたか?

リスクを乗り越えていたからこそ、ロマンスがあったのです。



二人の関係でそれがなくなったのは、何時知れず僕たちがリスクを避ける様になったのかも?



夫婦やパートナーシップのお話をしている時、

「ロマンスの時期は、初めだけではなく幾度も訪れるんですよ」とよくお伝えします。

そしてこのリスクと向き合いながら、

本当の自分の素直な気持ち、そして自分が求めているもの。

それを 伝えきる こと。

それがもう一度二人の関係にロマンスを取り戻す機会でもあるのです。



もう一度 冒険 して見ませんか。





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2013年02月02日

「相手への不満」〜あなたの欲しいものは何?〜

仕事、子育て、家事、お金、教育、介護 etc. etc.・・・

恋をしている頃と違って、夫婦生活とはそれぞれが色んな現実の生活をこなしながら、

二人で、また子供や両親とともに生活をしています。



仕事もしないといけないし、毎日の食事のしたくも掃除も洗濯も、

大人として、家族の日々の生活を支えていくことは、それだけでかなりの労力です。

それに付け加え、子供を取り巻く環境や、またいろいろな人間関係の事も考えていかないといけない。



夫も妻も、それぞれが毎日をいっぱいいっぱいで乗り越えている?

そんな夫婦も、めずらしくはないのではないでしょうか。



そんなぎりぎりまで頑張っている時に、

相手の思いやりのない言葉にムカっときたり、

配慮のない態度にいらいらしたり、



しますよね! ?



不思議です。一緒に暮らし始めた頃は、

テレビを見て無邪気に笑っている彼の横顔を見て、

やすらぎと幸せな気持ちでこころがいっぱいになったのに・・・

朝、一緒に出かける前に、一生懸命鏡に向ってお化粧をする彼女を、

優しさと喜びの気持ちで待っていられたのに・・・



「いつも出るっちゅうたら、何時間顔いじっとんねんっ(怒)」

「お前は家帰って来たら、テレビ見るしか能がないんかっ ! 子供と一緒に時間制限あたえたろか(怒)」



まあここまでは思わなくても、それに近い気持ちになることはありますよね。

・・・きっと。

・・・僕は、あります!



「結婚すると、相手(人)は変わっちゃうよ」って言葉を、むかし耳にした事がありますが、

変わったのは相手ではなくて、変化したのはやはりこちらの”こころの状態”ですね。



でも、こんな怒りや不満、はたまたあきらめている気持ちが募ってくると、

「もう限界や、この人とは一緒に居るのはもう無理」って気持ちに行き着いてしまうことも。

すると事態は少し深刻な方向へ向き始めてしまいます。




○相手に対する不満



パートナーに対してイライラしている時って何に対して不満を持っているのでしょう?



相手の言動から思いやりがまったく感じられない。

相手の偉そうな態度や、やってもらって当たり前という態度。

デリカシーのない発言。

家のことを手伝ってくれないこと。子育てに協力がないこと。

自分を理解してくれようとしないこと。お金の使い方・・・



そんな不満を挙げて見るとその種類は無限に出てくるかも知れません。

どの不満も、ゆっくりお話を聴いて見るとごもっともな事です。

そして確かにその相手の態度や言動が問題ですし、

相手が反省してくれたり、また変わってくれることが解決策となるでしょう。



ただ、相手が変わってくれる事。

これはご夫婦の悩みを抱えた経験がある方は、かなり難しいという事だと感じておられるでしょう。

そしてまた、何かのきっかけで相手がその態度を変えてくれたとしても、

その事については一時的に気持ちが穏やかになれたとしても、今度は他の事柄でイライラ感が募ってくる。

と言う事もよくあります。



この様な場合、問題と見えている相手の態度とは表面的なもので、

実はもっと深いところに不満の元があるものです。




○あなたが本当に欲しいもの って?



少し成熟した心を持って、正直に自分と向き合わないとなかなか見えては来ないのですが、

僕たちがパートナーに不満を持ったり、イライラしていると言う事は、

僕たち自身が相手からどうしても欲しいもの(ニーズ)があるからです。

そしてそれがもらえない、それを満たしてくれないから、相手に怒りを感じたり諦めを感じたりしています。



「相手から欲しいもの?そんなものとっくの昔に捨てたわよ」

なんて言わずに少し真剣に考えて見てください。

僕たちはパートナーから欲しいものを心の中にいっぱい持っています。

そしてそのニーズはあって当たり前のものなのです。



考えて見れば僕たちは子供の頃から、

愛されたい、甘えたい、頼りたい、抱きしめられたい、注目されたい etc.

そんなニーズを持つことを、叱られたり、自分で手放す様努力して大人になって来ました。

もちろんそれは”依存”という時代から”自立”という成長の過程でもあります。



ただ、僕たちは自立し続けていくことが大人になることだと思っていますが、

実は心理学を通して心の成長を考えると、

自立というプロセスの次には、もう一度自分のこころの中の依存を受け入れる事が必要な時期が何度もあります。


後輩を持ったり、部下を持ったり、また子育ての時期もそうでしょう。



そして人の心はこの依存と自立を繰り返しながら、成長していくのです。

それを”成熟”と言います。

もちろん夫婦という二人の人間関係を見ても同じ過程を通って”成熟”していきます。



でも夫婦という関係で、またその人の成長過程で、

依存時代に傷ついた分、自分の中の依存する気持ちを強く抑圧して自立へと向います。



すると今、自分の中の依存時代の気持ち(欲しいものやニーズ)を認めることへの

抵抗感(そのことを考えたくなくなったりする気持ち)が強くなってしまいます。

その壁を少し通り越して自分の心の中に目を向けて見てください。




あなたが相手から本当に欲しいものとは何だろう?




それは、恥ずかしさという感情に覆い隠されているかも知れません。

そんな事を求めてはいけない。と言う思い込みに埋もれているのかも知れません。



本当に伝えたかったものは、そのことなのだから。





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