2008年05月

2008年05月30日

「別れたい」 〜その理由〜

離婚問題に対するご相談では、

相手から 離婚を迫られている という場合か、

相談に来られた方が どうしても別れたい という気持ちを抱えていらっしゃるかです。



自分もしくは相手が「別れたい」と言う気持ちでいっぱいになっている状態で、

どちらの場合も、切羽詰った状態でご相談に来られます。



ではなぜ、人の心は一度愛した人と、

どうしても「別れたい」という心理になってしまうのでしょうか?



離婚理由を調べてみると、浮気や暴力、性的な不満など様々です。

もちろん身体的危険や、精神的危機を回避するための離婚もありますが、

今回はそう言った危険回避というやむを得ない離婚のケースではなく、



一般的に「別れたい」という気持ちがどこから来るのか?

その理由を探って見たいと思います。




●「 価値観や性格が合わない 」って?



現在の統計で最も多い離婚原因は「価値観の相違」もしくは「性格が合わない」という理由です。



次に多い「パートナーの異性問題」や「性的な不満」も、

そのような状態になるまでの、夫婦の根本的な問題を探って見ると、

おそらく「価値観や性格が合わない」という理由があったからなのでしょう。



では「価値観が合わない」「性格が合わない」ってどんな事なのでしょうか?



もともと夫婦とは、別の家庭環境で育ち、別の文化を学び、

まったく違った価値観を持った存在です。

もちろん性格も同じなわけでもないです。



お互い、もともと”違い”があったわけです。

それぞれが別個の”個性”を持っていたのです。



また、そんな自分と違った個性に魅力を感じていた頃もあったはずです。



だけど、年月が流れ一緒に生活する時間が長くなると、

はじめは魅力に感じていた相手の個性の、自分と合わない側面に目が行く様になります。



まずここでひとつお話しておきたい事は、個性には必ず両面があるという事です。



相手の「明るい性格」という個性をとって見ても、

出会った頃は、会って話をするだけでも楽しくなれたと感じていたのに、

一緒に暮らし出すと、微妙に揺れ動く自分の心理を、

まったく理解してくれない相手と感じてしまう事もあるでしょう。



また経済観念がしっかりしているという性格も、

一緒に暮らし出すと「どケチ」と感じ事もあるかも知れません。



個性とは自分に取って”良いと感じる面”と”悪いと感じる面”と、

必ず両方持ち合わせているのものです。



パートナーシップの本来の目的とは、

違う個性を持った者同士が出会い、お互いの良い面を吸収し合って、

それぞれの生き方が広がったり、より大きな幸せを享受出来る様になるためなのです。



それが、相手の個性の”自分に合わない面”ばかりに目が行く様になると、

相手の個性も否定したい気持ちばかりが大きくなって、

逆にもともと持っていた自分の個性に執着してしまいます。



これでは、二人の違いや距離はどんどん離れて行ってしまいます。



そして、相手の個性を理解する事や、

また、相手に自分の個性を理解してもらおうとする事が無理だと考え始め、

もともとあった 個性や違い を理解し合う事を諦めてしまいます。



「価値観が合わない」「性格が合わない」とは、

違いを認め理解することを あきらめた 心境なのです。




●「 あきらめ 」は”怒り”



さてこの あきらめた と言う心境ですが、

心理学では「怒り」と言う感情の分類に属します。



怒りを通り越して・・ などと表現する様に、

人は長い間怒りを感じ続けて、そして あきらめ という心境に到達します。



でも実は「諦め」とはまだ「怒っている」状態なのですね。



例えば「夫婦としてやって行く事をもう諦めました」と言う人に、

「長い結婚生活の中ではそんなことたくさんあるわよ」とか、

「もう少し頑張ってみなさいよ」なんて言ってご覧なさい。



たちまち彼らからは怒りが噴出します。

「何を解ってそんな事いうんですかっ(怒)」

「今までの事を何も知らないで、身勝手な事言わないでください(怒)」



「諦めた」その心理の底では、

まだまだ今でもずっと 怒り 続けているという事なのです。

あきらめたと言う心境の人は、自分が怒り続けていると言う事をまず認めて見て下さい。




●なぜ怒っているのでしょう?



では、人が怒り続けている時ってどんな時ですか?



それは、私が欲しいものをいつも満足に手に出来ている時でしょうか?

それとも、どうしても欲しいものがまったく手に出来ない時でしょうか?



正解はもちろん後者の方ですね。

「パートナーは僕の欲しいものをすべて与えてくれるので・・もう諦めました」

なんて文章おかしいですよね。



怒り続けている心境には、必ず相手から欲しいものがあった。

そしてそれを相手が与えてくれないから怒り続けているという事なのです。



あなたがどうしても「別れたい」と感じる時にも、

相手がどうしても「別れたい」と言う時にも、



その心の中には、

「相手からどうしても欲しいものがあったのに与えてくれなかった」

という怒りが渦巻いているのです。



”どうしても”欲しいものがあったのです。




●二人の間に、それは本当に無かったのでしょうか?



さて、ここからはカウンセリングで取り組んで行く内容に触れますが、

私は、もしくは相手は、何をそんなに切望していたのかを考えて見てください。



それは「やすらぎ」「楽しさ」「愛情」「誠実さ」「豊かさ」「愛」などなど、

たくさん見つかるかも知れません。



そしてそれは本当に無かったのでしょうか?





◇私は与えていなかったの?



相手に「別れたい」と言われた方は、

「私は今までこれだけ与えてきたのに」「こんなに苦しんだのに」など、

裏切られたとか見捨てられたなどの悲しみで心が満たされています。



カウンセリングでは、そんな気持ちを少しずつ癒しながら、

二人の関係で「私が怒っていた事」を探してもらいます。



今、問題となる前に「怒っていた事」

ずっと以前から口にはしてなかったけれど「怒っていた事」

普段忘れようとしている事や、昔々の出来事なども、

色んな気持ちや感情を思い出してもらいます。

そしてそこには、必ず「与えてもらえない怒り」が見えてき来ます。



私達は自分が何か怒っている事がある時に、

相手に何か与えたいとは思えないですよね。



浮気をしているパートナーに、

「やすらぎ」や「愛情」を与え続けるのは難しいでしょう。



やさしくしてくれないパートナーに、

「優しく優しく」接するのは難しいでしょう。



何もいたわってくれないパートナーに

「いたわり」を与えるのは難しいです。



実は「別れたい」と言われている側にも、

相手に対して「与えてくれない」と怒っている感情が隠れている場合が多いです。

そしてどこかで怒っている心境がある限り、相手に与えられてない心境も存在します。




◇相手は与えてくれてなかったの?



与えてもらえないから怒り、諦め、「もう別れたい」と感じている時。

それは本当に与えてもらえてなかったのでしょうか?



カウンセリングではよく「受け取る」という言葉を使いますが、

私達の心境の中に素直に「受け取れない」という状態があります。



例えば、浮気をして家に帰った時、

奥さんが優しくしてくれても素直に受け取れないですよね。

「罪悪感」が邪魔をします。



例えば、私がそれほど魅力的な女性だと感じられてない時に、

ご主人が君は本当に綺麗だねと言ったとしても、素直に聞けません。

「自己嫌悪」が邪魔をします。



君がいてくれて本当に助かると言われても、

自分に同じ様な「価値」を感じてなかったら、

その言葉を素直には信じられませんよね。



私達の心の中には色んな感情やまた痛みも存在します。

私達が素直に「受け取る」ということは、結構難しい事なのです。



色んな感情が、求めるものを受け取れなくしてしまっていると、

やはり私たちは「与えてもらえてない」と感じてしまいます。




離婚問題を抱える時、

実はその双方ともに「欲しいものが与えてもらえない」という気持ちが存在します。

そして相手に対する怒りだけを見ている時、決して自分の心には目が向かないものなのです。




●与え方と受け取り方



性格や価値観はもともと違って当たり前です。

そんな理由で離婚を考える時、

自分や相手の与え方受け取り方に目を向けて見て下さい。



ずっと「誉められる」経験をした事の無い人は、

人に「誉められても」素直に受け取れません。

そして人を「誉める」事も苦手です。



ずっと「寂しい」という事を我慢して来た人は、

誰かにに「そばに居て欲しい」と言えません。

そして人が「寂しい」と感じる事も許せません。



ずっと「甘える」事を我慢して来た人も、

ずっと「愛されたい」という事を我慢して来た人も、

それぞれに苦手だったり、感じられなかったりします。



「別れたい」という心理の奥には、

口には出来ないけれど、相手からどうしても欲しいものがもらえない。

そんな心境があるのです。




性格や価値観が違うと感じた時、

相手と自分の養ってきた心模様に目を向けて見てください。



そしてその心の底で求めているものは、

本当は、お互いそんなに違いは無いはずです。



そして少し勇気を出して、

与える事。受け取る事。に挑戦して見てはいかがでしょうか?






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2008年05月07日

こころの救急箱 「 自信が欲しいとき 」

若い頃、あまり話をしない厳格な父に一度だけ尋ねた事がある。

「どうしたら・・・ どうしたら、自信が持てるんだろう?」

厳格な父は答えてくれた。

「自分を信じることだ」

その頃、まだまだ父に対して距離を持っていた僕は、

納得のいかない気持ちを抱えながらも、それ以上は聞く事はしなかった。

自分を信じること。それが出来るのなら聞きはしないのに・・・




あれから何十年経ったのだろう。

自分を信じることが出来ないままに、色んな経験だけを積み重ねて来た自分。



掴むことの出来なかった夢。

途中で投げ出してしまった目標。

守ることが出来なかった家庭。



いつか、自信を持てるようにと頑張り続けて来た。

いつか、人を守ることが出来るような自分になろうと。

いつか、人に賞賛されるような自分になろうと。

いつか、自分を誇れるようになりたいと。



そして、いつかは自分を信じられるような自分になれるのだと。

ただただ一生懸命生きて来た。



だけど、そんなもの、いつになっても手には出来ていない。



人生の半分を生きて来ても、



不安で眠れぬ夜がある。

自分の力を疑って止まない日がある。

自分を責め続ける朝がある。

確固たる自信なんて、いつになっても手には出来ない・・・




ただ、今、ひとつだけ、

あの頃の僕とは違い、確信している事がある。

「 自 信 」 それは自分を”信じようとする力”だったのだ。

苦しくても、悲しくても、辛くても、どんな経験をしていたとしても、

自分を”信じようとする事”なのだ。



失敗しても、うまくいかなくても、不安で押し潰されそうになっても、

自分を、信じようとする事なのだ。



どんなみじめな思いをしたとしても、

最後の最後まで、自分を信じ続けようとする事だ。




もし君が今、自信をなくしているのなら、

もう一度、自分を信じようとして欲しい。

どんな思いをしていたとしても、自分を信じようとして欲しい。

世の中の誰一人も、君を信じようとしなくても、

君が、世の中で君を信じるはじめの一人になればいい。

最後の最後まで、命が有る限り、自分を”信じよう”として欲しい。



きっとあの頃の父も、君の父も、そうしていたに違いないのだから。






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2008年05月02日

「 SEXレスへの取り組み 」   求める側の苦しい心理

SEXレスという関係には、

求めても受け入れてもらえない側と、

求められるけれど拒んでしまう側が存在します。



お互いどちらの方も苦しさを感じているのですが、

自分が苦しい時には、相手の方の痛みは見えないものです。

まずはじめに、相手の気持ちを少しでも理解しようとする事が大切です。



今回は、求める側の方の心を少し深く探って見ましょう。




求められる側からすると、

「相手の希望に答えられない自分」をいつも責められている様に感じますが、

求めて止まない方にも、実は苦しい心理が存在しています。



求めても求めても与えてもらえない。それはとても辛い事です。

その状態がずっと続いているとしたら、

「それさえ与えてもらえればどんな事でも許せるのに」

と言う様な気持ちにまでなってしまいます。



そこには、すごく大きな欠乏感があるのです。



何かを感じたいのにまったくそれを感じる事ができない。

そして、何かを感じるがためにSEXを求めてしまう。



では、何が欠乏しいるのでしょう?

どんな事を感じたいのに感じられないでいるのでしょうか?



SEXによって感じられるものと言うと、



自分の全てを、 受け入れられてる 

           愛されている

           認めてもらえてる 


また、 二人が一緒にいてる
        
     愛を確認しあえる
      
     つながっている 

   
などこんな感情でしょうか。

夫婦でいる以上どれもとても大切な感覚です。



求めて止まない心の裏側には、

普段の二人の関係でこんな感覚が感じられないでいるのです。



自分が愛されてないのではないか? 受け入れてもらえてないのではないか?

相手の気持が離れているのではないか? 二人が一緒にいないのではないか?



心の奥で、こんな不安を抱え続けているのかも知れません。



表面的には、

「夫婦としてSEXがないっておかしいじゃないの(怒)」

「いつになったら私(俺)と向き合ってくれるの(怒)」

と言う様な怒りをぶつけたり、相手を責めていても、

求める側の心の奥は、不安や怖れでいっぱいになっているのです。



いつも、自分を責めて来る様に感じるパートナーの心が、

実は不安でいっぱいなのだと気付くことが出来れば、

今、相手のニーズに答えられないとしても、

その不安を少しでもぬぐってあげる事は出来るはずです。




また自分が求める側で、心の中が不安でいっぱいなのに気が付いたなら、

その不安がどこから来ているのか、じっくり見つめる事も出来ます。



少し、カウンセリングでの取り組みの話になってしまいますが、



僕達が、多大にパートナーを求めてしまう時、

その関係の前から存在する欠乏感や満たされない思いが、

影響している事が少なくありません。



たとえば、



「ずっと昔から、感じ続けている不安」や、

「ずっと以前から持ち続けている満たされない思い」 などです。



あくまでも一つの例ですが、



すごく厳しい家庭で育った人が小さい頃から、

「自分のことは自分でしなさい」

「人に甘える事は恥ずかしい事です」と甘えることを否定され続けたとすると、



心の中の”甘えたい”という気持ちは満たされないまま、

心のどこかに抑圧され続けて来ます。



すると心は”甘えたい”という感情が満たされないままの状態になります。



そんな抑圧された思いを、恋愛や夫婦の関係で、

「相手に埋めてもらいたい」と感じてしまう事は、恋愛関係では多いのです。



「親にもしてもらえなかった愛し方を彼がしてくれたから」

という理由で今のパートナーを選んだという人は多いはずです。



もちろんその理由で選ぶことが悪い事ではありません。

ただ、親に求める愛情をパートナーに求め続けていても、

満たされる事はなかなか難しい事なのです。




また昔の感情では無かったとしても、仕事や家庭そして社会の中で、

抑圧されている感情の場合もあります。

不安や怖れと言った感情を抑圧していると、大きなストレスとなります。



例えば、僕達男性はこの不安や怖れという感情がすごく苦手なのです。

”男は強くなくてはならない”と育った僕たち男性は、

自分が不安や怖れを感じているなんて自分では認められません。

すると、その不安を心の底の方に抑圧してしまいます。

不安や怖れという感情が、抑圧されたからって無くなるわけではありません。



子供たちは、心が不安や怖れでいっぱいになった時、

「ママ〜 ママ〜〜」と言ってママにしがみ付くでしょう??

それが出来なくなった大人は、誰かに電話したり、誰かにメールしたりして、

必ず誰かと”繋がろう”とします。



そうです。怖くて誰かに繋がっていたい。

こんな感情もSEXを求める気持ちの中に含まれる場合があるのです。

子供も大人も心の中の不安や怖れは、人と繋がる事で癒す事が出来るのです!!




もし、相手にその様な心の状態を見つける事が出来たら、

根っこにある感情を癒してあげる事が出来ます。



もし、自分にそんな痛みや満たされない思いがあるのなら、

その痛みを癒していけばよいのです。



そうすれば、苦しい感情やストレスを起している原因が解消した上で、

SEXはSEXとしてだけ求められる様になります。



何かを埋めるために人に求めると、

それを与えてもらえなかった時、僕たちはすごく傷ついてしまうのです。




くどい様ですが・・・

求める方も、拒絶する方も、どちらも悪いわけではありません。

その心の状態を癒して行けば良いのです。




そしてSEXとは、

「会話」や「お金」や「時間」と同じ様に、

二人が豊かさや愛情を分かち合うひとつの”ツール”なのです。



「お金」だったらたくさんあればあるほど良いですよね(笑)

二人で豊かに過ごせる「時間」もあればあるほど良いですよね(笑)



二人でその”ツール”をどんな風に使って豊かさを分かち合えるのか?

そして、愛という豊かさに満たされる関係を築くために、

少し自分の心の中を覗いて見て下さい。



そこには、SEXだけでなく、

あなたの人生をも変える”癒し”が存在しているはずです。






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